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らしくない歯科医院
所属:医学情報社  山本 嗣信

「らしくない歯科医院」を目指す歯科診療所が増えています。
ここは、美容院かビューティーサロンかと思わせる外観、そして内装がウリなのです。

さらに、驚くのは医療機関なのに、白衣を着ていません。院長先生はじめ歯科衛生士、受付などのスタッフ全員が、お揃いのTシャツとパンツ姿です。それはそれで時代の反映と思われるのですが、今の話題の「ユニバーサル・プリコーション」の観点から
思うのですが、白衣の方が清潔感があるのではないでしょうか?

歯を削るタービンは、40万回転の高速です。目にほとんど見えない削りかすが、院内の空気を汚染します。このためバキュームを使用しますが、完璧に吸引することはできません。歯ぐきから血が出ていれば、血液が飛びます。

このためTシャツ姿ですから、むき出しの肌は当然汚染されます。その姿で昼食ですか?
とても不潔に思われてなりません。
「歯科医院らしくない」を目指すのも否定しませんが、すべての人の血液、体液は汚染されていることを、考えてほしいですね。

なお、鳥取大学医学部附属病院は、ユニバーサル・プリコーション(科学的で、人に配慮した院内感染対策)を日本で初めて実施した病院として知られています。なかでも手術部は、同病院のなかでも最も積極的に院内感染対策を実行している部門のひとつです。医師・看護婦ら医療従事者の高い意識のみならず、施設・設備も含めた全てにおいて、科学的かつ人に配慮した院内感染対策を行っています。